「FIRE前に従業員持株会を退会した話」の記事の続きで、自社株の売却が完了しました。
退会申請してから2.5ヶ月。。。長かった
利益25%という結果が偶然でましたが再現性があるわけではないですし、当記事に書いた嫌な点を諸々踏まえると、やはり従業員持株会はお勧めできないという結論に至りました。
持株会の収益結果
株式の取得額を100とすると、自身の投資額は93で会社の福利厚生による増資が7でした(グラフ左)。
福利厚生での利益があるため、株価は上がらなくて構わないと考えて購入をしていました。
売却時点で株価が入社以来の最高値圏にあり、売却額は132となりました(グラフ中央)。
純増額は32ですがそこから税金が6引かれて、25が利益となりました(グラフ右)。
厳密には証券会社の手数料も引かれているのですが0.1と誤差でした。
税引き後で利益25%という結果になりました。
利益25%出たうえで従業員持ち株会を振り返る
利益が25%も出ましたが、完全なる結果オーライでした。
こんなにリスク(金額の振れ幅)が大きくなると想定していなかったため、投資姿勢としてはダメだったと考えています。
仮に25%損失がでていたとしたら、福利厚生による利益が一瞬で吹き飛んでいたので、全くもってやるべきではなかったという結果になる危険性がありました。
「FIRE前に従業員持株会を退会した話」の記事にも書きましたが、従業員持ち株会は基本的には入らない方が良いと言われています。
それは労働資本と金融資産を同じ会社に預けてしまうと、リスクの分散ができないためです。
会社が倒産すると給与が0になったうえで株式が紙くずになってしまうというダブルパンチで即死という。
管理人の場合は、勤め先の会社がダメになるなら日本の会社全体がダメになっているだろうと踏んで、リスクは極小と考え従業員持株会に入っていました。
この判断自体は今でもおかしくはなかったと思っています。
しかしやってみて嫌な点がいくつかみつかりました。
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状況が変化しても株式をすぐには売却できない
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売却するまでの手間が多い
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売却終わるまでの期間は心が落ち着かない
こんないつ株価が暴落するとも分からない状況の中で、今すぐ売って気にしなくて良いようにしたいのに売れないというのは、精神衛生上悪かったです。
利益25%とパーセントで見るとインパクトがありますが、金額で見ると管理人の1ヶ月分の給与よりも小さかったです。
FIREまでの期間を1ヶ月延長すれば得られる金額のために、上記の嫌な点を背負うのは割に合わないなと感じた次第でした。
まとめ:従業員持株会はお勧めできない
単なる偶然で利益25%という結果がでましたが、ここで勘違いすると大負けするまでやめられないギャンブル依存症となってしまいます。
個社の株式は管理人の性格には合わないですし、ましてや1社のみの集中投資はダメだと体験しました。
(インデックス投信の額と比べると少額なので精神影響は少なかったものの)
従業員持株会は福利厚生で増資が得られますが、勤め先が傾かない自信があったとしても、すぐに売却できずそのときの精神影響などを考えると割に合わないというのが管理人の感じたところでした。
余談ですが、FIRE計画において金額の確定していない自社株を全く含まないという厳し内容で設定していたため、売却額がFIRE資産に加わることでFIRE可能になるまでの期間が数ヶ月短縮されました。
↓勤め先に関する記事です
↓FIREってそもそも何なのさって記事です