アメリカのミレニアル世代でブームになり日本にやってきたFIRE、サラリーマンの皆さん目指されているでしょうか?
FIREとは経済的自由を手に入れて嫌な仕事を早く辞めるという考え方・生き方です。
NTTサラリーマンたる当ブログの管理人は、FIREをYouTube大学で知り、三菱サラリーマンさんの事例に勇気づけられ目指し始めました。
この記事ではFIREの基本的な考え方をご紹介します。
FIREという生き方
サラリーマンを始めて10年以上、漠然とお金が貯まったらリタイアしようと思いお金をほとんど使わない生活をしてきました。
そしてFIREという考え方に出会い、求めていたのはこれだったのだと明確なゴールが定まりました。
当ブログをご覧になっている時点でご存知かもしれませんがFIREとは何かをご紹介します。
FIREはFinancial Independence, Retire Earlyの略で、経済的自由を手に入れて早期退職しようというものです。
訳すと早期退職ですが「嫌な仕事を辞める選択肢が手に入る」と考えるのが適していると思います。
贅沢な暮らしよりも、自由と健康を大事にしようという価値観があり、管理人はここに共感しています。
FIREで経済的自由を手に入れる根幹4%ルール
生きていくためには当然お金が必要で、よほどの資産家の子供でもない限り働く必要があります。
では早期リタイアした後はどのようにお金を得て生活していくのでしょうか。
株式投資のリターンの金額のみで生活し、元本を減らすことなく死ぬまで暮らそうという発想です。

ノーベル財団が預金の利子だけをノーベル賞の賞金として配っているのに似ていますね
株式投資と聞くと、失敗すると資産が0になってしまうギャンブルのように思われるかもしれません。
たしかに個別の会社の株式の場合は、倒産してしまえば株式は紙くずとなるため、ギャンブル性は上がります(リスクは高くなります)。
しかし多くの会社に分散して投資すれば全ての会社が倒産する確率は限りなく低くなり、また長期間投資を続ければ会社が成長し株式投資のリターンを得ることが期待できます。
複数の会社の株式をまとめて購入している投資信託を毎月コツコツ15年以上買い続ければ、平均4%以上のリターンが過去実績では出ています。
もちろん過去のデータが未来に当てはまるか分からないのが株式の世界ですが、「資本主義社会が継続し、世界は発展しつづける」ことを信じて投資するこの方法のリスクはかなり少ないと考えています。
仮にこの前提が信じられないのであれば、現金が紙くずになる未来も起こりえます。
今の常識が全く当てはまらない未知の世の中への対策をとるのであれば、株式でも現金でもない資産で防衛する必要が出てきます。
少なくともFIRE前は目の前の生活を良くする対策を進めるのが無難と考えています。
いくらあればFIRE=早期退職できるのか
4%のリターンの金額内で生活するということは、逆にいうと年間の生活費の25倍の投資資金があれば働かなくても生きていける理屈になります。
例えば年間の生活費が200万円であれば、5,000万円の投資資金です。
5,000万円というと大きな金額ですが、生活費を100万円に抑えられるのであれば必要な投資資金は2,500万円まで下がります。
生活費が下がれば必要な資金が減ると言ってしまうと当たり前なのですが、上記のように具体的な金額として見えるのがFIREの偉大なところだと感じています。
ただ気を付けないといけないのは、15年以上のスパンで見ると4%のリターンが期待できるという点です。
短期間で見るとコロナショックやリーマンショックのように世界全ての会社のリターンが減る、むしろ株価がマイナスになるということは頻繁に起っています。
リタイア直後にそんな事態になってしまってはせっかく貯めた投資資金が見る見る減っていき目論みが丸潰れです。
そこで投資用の生活費の25倍の投資資金とは別に、株価暴落が起きたときの生活費にあてるための生活防衛資金を数年分別に用意する必要があります。
過去実績から見ると、株価が暴落しても5年以内には元の価格まで戻っているため、生活費の5倍が一つの目安になると思います。
もう働かなくても生きていける人生=あがりの状態になります。
管理人がFIREするには
冒頭にも書いたように、当ブログの管理人はとても少ない生活費で過ごしています。
計算してみたところ30倍の資金がすでに貯まっている状態でした。
人生あがっていました。お疲れ様でした!

。。。と、そこまで簡単なことではないと考えています。
ここまで見てきたFIREの基本的な理屈上はそうなのですが、さすがに今すぐ会社を辞めるのは怖いです。
また全資産の80%以上を株式で所有するのには不安がつきまといます。
- 具体的に何が怖いのか
- どういう状態になればFIREに踏み出せるのか
管理人がFIREをするためにはまだ考えることがあります。
そちらはFIREへの心理的障壁と突破ステップでご紹介します。
当ブログでFIREまでの経緯を残していきたいと考えています。
FIREを目指す1事例として見守っていただければ幸いです。
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