FIRE(経済的自由を手に入れ、嫌な仕事を早く辞める)をするためには、サラリーマンではなく自力で稼げる能力を得ておくのがベターです。
管理人が今実践している内容ではないですが、「小さなチーム、大きな仕事」を読んで得た知識を未来の個人で事業をするようになった自分に向けて説明するつもりで記事化しました。
個人で事業をするのに必要な資金
個人で仕事をする可能性が出てきますが、サラリーマンしていることと比べれば失敗する確率は高いです。
失敗しても人生へのダメージが少なくなるように、かける資金は最小にすべきです。
資金を外部の人間に頼ると、貸し手の期待に応える必要が出てきてコントロールを失ってしまいます。
自身の資金のみでできる仕事からスモールスタートすべきです。
現代には、開業資金をほぼ必要としない仕事が多いです。
まず自分自身でやってみるまで、誰かを雇ってはいけません。
大変さが分からなければ適切な金額を判断できず、そもそも必要な仕事なのかも判断できません。
人を雇うのに良いタイミングは、定められた期限内に自身の限界を超えた仕事があるときです。
人は道具を心の支えとしてしまいがちです。
ゴルフの打ちっぱなし場で練習に時間を費やしたくないから、高い道具を買ってしまうものです。
安物の道具を使ったプロと戦ったとしても勝てません。練習が必要です。
楽したいという気持ちを詐欺師に付け込まれてお金を盗られないように十分気を付けましょう。
事業スタートで模倣も、流行を追うのもやめた方が良い
最新のトレンドや技術に飛びつくのは愚かです。すぐに変わり続けるもので価値が少ないからです。
昔も今も人々が欲している本質に注力する必要があります。
成功している人を模倣するのもよくありません。
模倣することの問題は、理解する過程を飛ばしてしまうことにあります。
仕組みが分からないまま手段だけ真似したところで、すぐに失敗してしまいます。
一部の常連顧客からマニアックな要望があっても対応してはいけません。
一般の顧客が離れ、その常連顧客が離れた瞬間に仕事がなくなる状態になってしいます。
広く一般からの要望を集めましょう。
事業に計画は必要か
「計画」とは実情に合った言葉になっていません。あの行動は「予想」です。
計画により前からやることが決まっていたことを理由に実行するんだという発想は、目隠ししているのと同じです。
遠い未来、大きな物事を予想するのは困難です。
時間をかけて壮大な計画をたてても、どうせ大幅に変わるので無駄が多いです。
小さい単位に分解して、小回りよく方向転換していくのがベター。
大きな決断をするのは難しいです。
そして一度大きな決断をしてしまうと、間違いであっても自分は正しい判断をしたのだと信じ続ける傾向があります。
客観的ではいられなくなってしまうので、やはり小さい単位で回していくのがベターです。
事業を起業した場合の出口戦略
事業がうまくいったら起業することがあるかもしれません。
後に売却することを考えて起業するのは良くありません。
起業した会社が買収されたいと思っていると、顧客に愛されることより会社を買ってくれる人の方を気にして間違ったことを強調してしまいます。
誤った方向に進めば会社は成長せず、買収もされないことが多い。
もし売れたとして仕事を引退しても、ビジネスに戻ってくるオーナーが多いそうです。
また新しい会社が、過去に成功して買収された会社を超えることは少ないそうです。
それなら売却せずに前の仕事を続けていた方が得策です。
まとめ:事業はスモールスタートが良い
事業は個人の余裕資産の範囲内でスタートし、人を雇うのも自分だけでは仕事が回らなくなるまで考えなくて良いです。
うまくいっている人のやり方を模倣するのではなく、なぜそうしているのかを理解するように努め、手を動かして実践にて経験を積んでいく必要があります。
壮大な計画を立てるのではなく、目標を小さい単位に落として軌道修正を図りながら進めるのが良いです。


