「朝食を抜くと午前中に頭が働かなくなる」と言われるままに信じて今まで過ごしてきました。
「脳を働かせるにはブドウ糖が必要で、朝食にてそれを摂ろう」という説に説得力を感じていたからです。
しかし書籍[空腹はなぜいいか?]を読んでから、2週間ほど朝食抜きの生活をしてみていますが、
現代人は1日の食事の摂取量が多く、肥満やⅡ型糖尿病といった現代病を引き起こしているとも言われていますし、朝食は不要じゃないか?と感じ始めています。
また空腹な時間が増えることにより、排泄が進み健康が促進されるということも本書に書かれていました。
人によって合う合わないの個人差はあると思いますが、[空腹はなぜいいか?]に書かれていた
- 空腹が健康に良い理由
- 朝食が不要な理由
を本記事で解説していきます。
空腹が体に良い理由
人類300万年の歴史は「空腹の歴史」と言えます。
今のように飽食になったのはつい最近のことで、人体の変化は環境の変化に全く追いついていません。
人体の構造は縄文時代くらいからほぼ変わっていないのです。
その証拠に人体で空腹に対処するホルモンは10種類くらいありますが、満腹に対処するホルモンはインスリン1つしかありません。
空腹状態が人体にとっての通常状態なのです。
血液の汚れは健康に悪い
食べて生きていれば老廃物が生成されて、それが体内に貯まると血液も汚れていきます。
汚れた血液が体内を巡ると様々な病気を引き起こすため
というのが東洋医学の考え方だそうです。
西洋医学では熱が出たら解熱をし、腹痛があるなら痛み止めを処方して表面上の問題を見えなくしますが、根本原因が解決されないと著者は危惧されています。
熱が出るのは体内に侵入した細菌やウィルスを退治するためですし、腹痛も毒素を体外に出す過程で引き起こされているため、老廃物を体外に出すことが重要です。
動物の肉の食べ過ぎは毒
動物の肉(魚を除く)に含まれる不飽和脂肪酸は体内(体温)では解けないため、腸内に長く滞在して腐敗します。
アメリカ式の現代食は肉を食べ過ぎのため、健康のためには摂取量を減らした方が良いです。
本書では1日100g以下にしましょうと書かれていました。
書籍「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」で、肉を食べると大腸がんのリスクを上げ、脳卒中や死亡率の上昇に繋がると書かれたこととも合致します。
↓「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」を読んで書いた記事です。
空腹でデトックス
食後に眠くなることがあると思いますが、それは消化するために胃に血液が集中しているためです。
胃に食べ物があるときは排泄の実行が弱まり、老廃物が体内に長時間滞在することになります。
さきほど見た通り、老廃物が溜まれば血液が汚れ病気になるリスクが高まります。
逆に空腹の時間は、血液が腸に向かい排泄が進みます。
1日のうちで空腹の時間を確保することでデトックスが行えます。
朝食が不要な理由
ここまで空腹が健康に良いということを解説しました。
ここからは朝食を抜いても大丈夫なのかを見ていきます。
朝食抜きで頭が働かないの誤解
朝食はしっかり食べなさいという風潮が強いと思います。
「脳を働かせるにはブドウ糖が必要で、朝食にてそれを取ろう」という説には説得力を感じていました。
しかし本書では「ブドウ糖は数日食べなくても体内から優先的に脳に送られる」と書かれていました。

最近人生初の朝食抜き生活を始めたのですが、あれ、普通に頭働くなと驚きを体感中です。
※個人差があと思いますので実践される際はご注意ください
現代人はエネルギー過多
農作業をしていた時代は、朝起きて一仕事した後に朝食をとっていました。
運動でエネルギーを消費したから食事でエネルギーを補う、しかも起きてすぐ食べていたわけではありません。
現代人はデスクワーカをはじめとして運動量の少ない人が多いです。
朝昼晩と3食で摂取するエネルギーが過多です。
現代病と言われ増えている肥満やⅡ型糖尿病の原因は、現代人が食べ過ぎのせいではないかと言われています。
水だけ飲んでいれば1週間生き続けられるだけのエネルギーを人体には蓄積しているわけですから、起床後に消費したエネルギーの分を後で補充すれば良いはずです。
16時間断食について書かれた「空腹こそ最強のクスリ」を読んだら別途記事にしようと考えています。
↓YouTube大学で紹介されていました。
まとめ:デスクワーカーに朝食は不要
血液の汚れは病気のリスクを高めます。
空腹な時間は腸に血液がまわり、排泄を促すために体内の血液を綺麗な状態に保てるので重要でした。
朝食を摂らなくても脳の活動に必要なブドウ糖は体内に蓄積されており、また現代人は1日の食事量が過多です。
デスクワーカーのような消費エネルギーの少ない人は、朝食を不要にして空腹な時間を確保するのが良いかもしれません。
管理人は2週間ほど朝食抜きを実践してみて、午前中は腸内が空になっているのを感じるようになり、体調は良いままです。
自身の体を使った人体実験中ですので、良いこと・悪いことが起きたら追って記事にします。



