基本的にはドルコスト平均法により毎月同額インデックスファンドを買い足していく投資スタイルですが、価格が割安になった場合には買い増す戦略を取っています。
短期的な株価の変動を予測することは誰にもできないと考えていますので、価格が割安になったと思って買い増した後に価格がさらに下がることは十分起こりえます。
それでも15年以上の期間が価格を見た場合には「割安」というタイミングはあると考えています。
管理人が「割安」かの判断基準としている数値算出をgoogleスプレッドシートに移管したので、ついでにグラフを公開します。
考え方
アメリカを含む世界の株式のインデックスは15年以上の期間で見ると、年利は5~8%に収まる傾向にあります。
つまり、ある時点のインデックスファンドの価格と比べることで以下のように捉えられます。
- 5~8%増の価格より高ければ割高
- 5~8%増の価格帯に入っていれば適正価格
- 5~8%増の価格より低ければ割安
「ある時点」をいつに取るかで値は全然違うものになってしまうため、ご自身の納得できる起点で作成されるのが本来は良いかと思います。
本記事の算出では、コロナ禍で株価が急落する直前の2020年1月を起点とする「ある時点」と設定しています。
先進国株式インデックスファンドの割高度合い(起点2020年1月)
管理人の好みでeMAXIS Slim 先進国株式インデックスを購入しているため、その価格を利用していますが、全世界株式インデックスでもS&P500でも傾向は大差ないと考えています。
↓先進国株式インデックスを買うに至った考えの記事です。
インデックスファンドの割安度合いを算出したグラフは以下になります。
- 黄色の線:eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの月初の実価格
- 赤色の線:2020年1月から年利5%で増えていった場合の価格
- 緑色の線:2020年1月から年利8%で増えていった場合の価格
赤と緑の間に黄色が収まっていれば適正な価格と捉え、上回れば割高、下回れば割安とみています。
- 青色の面グラフ:5%増の価格(赤色)に対して実価格(黄色)が何%高いかの値
コロナ禍直後で株価が急落した2020年4月前後は高騰率がマイナスとなっていました。
少なくとも現時点から振り返ると「割安」なタイミングであったと思えます。
2020年12月以降は高騰率がプラスに転じ、2021年7月以降は25%以上がキープされているため、「割高」な状況が続いていると捉えています。

高騰率が0%に近づいてきたら買い増そうと控えているのですが、そのタイミングはなかなか訪れません。
ドルコスト平均法による毎月の購入のみで目標とするアセットアロケーションに到達して、管理人は結局買い増さなかったという結果もあり得ます。
起点が2020年4月の場合
コロナショックで一番株価が下がった2020年4月を起点とした場合の推移です。
2020年1月より2020年4月は株価が低かったため、高騰率は上のグラフより高くなっています。
起点が2021年10月の場合
コロナショック後の単調増加が終わり、株価が上下にブレ始めた2021年10月を起点とした場合の推移です。
期間が短いため傾向を捉える根拠としてはかなり弱いですが、株価が上がっては5%増想定の金額まで戻って(下がって)を繰り返しているように受け取ることができるかもしれません。
(この先、この傾向が崩れて大幅に株価が下がることは、もちろん十分ありえます)




2023年1月の月初は株価が下がってコロナ禍での株価高騰が落ち着いてきたかに見えましたが、2月,3月で割高に思える価格に戻っています。
ドルコスト平均法の金額を超えて追加投資するタイミングでは全く無いという判断をしています。