2023年3月にFIRE(早期退職)して「普通」と思われる人生のレールからは外れました。
そんな中、いまBS12で再放送されている笑ゥせぇるすまん(89年~93年)を見ていて、会社や社会に対して私の感じている違和感は1980年代からあったんだなと分かり面白いです。
バブル時代はお金があっただけで不幸の度合いは同じかもしれない
説明不要かもしれませんが笑ゥせぇるすまんの主人公・喪黒福造はこんな人です↓
この世は、老いも若きも男も女もココロの淋しい人ばかり…。
そんな、みなさんのココロのスキマをお埋めいたします。
いいえ、お金は一銭もいただきません。
私のお手伝いで、お客様が満足されたらそれが何よりの報酬でございます。
作品が公開された1980年代~90年代と言えば日本はバブルで金銭的にはウハウハな時代でした。
でも心をすり減らして疲弊する人が大量にいる、とはいえ表立ってそれを言うのは角が立つ。
それを「ココロのスキマ」という形で表現してブラックユーモアにしているのが本作の興味深く面白いところだと感じます。
扶養する家族のために身を粉にして会社に全身全霊で尽くしているが目が死んでいる、そんな登場人物たちが沢山登場してきます。
全てを投げ出して山で自給自足を始めちゃうオチの回とかあるのですが、私の今の感性だとこれってハッピーエンドに近いなと感じたりして、自身の感覚の変化に気づかさせてくれる作品でもあります。
子供のころから常識を常識として疑わず理不尽に従順に従うこが「大人」だというように教育(ほぼ洗脳)されてきたわけですが、会社などの閉じた世界から外に目を向けて多様な価値観に触れないとココロのスキマは埋まらなそうだと思います。
周りの人間と思想を合わせることによる安寧というものは確かにありますが、私がそれをやろうと無理していたら心が限界を迎えました。
喪黒福造テキに言うならば「こうなったら、もう行きつくところまで行くしかないのです、ドーーーンッ!」って感じでしょうか。
社会人になってからは資本主義社会の中で最適にお金を稼ぐために役立つ情報をひたすら集めてきましたが、FIREしたこれからは多様な価値観を与えてくれる情報を見て回ろうと思っています。
Amazonプライムで一気見した
BS12では話数の順不同、不定期で放送をしているのですが、Amazonプライムにあったので全126話を一気見してしまいました。
価値観をグラグラ揺らされ、とても面白かったです。
↓本ブログで度々ご紹介していますが、大原扁理さんは私に新たな価値観をもたらしてくれました。著書3冊読んだときの記事です。



↓世間とズレるなと教育されてきたわけですが、人間は同一じゃないから本来的にズレて当然と思ったときの記事です。
↓月に10冊程度は本を読んでいるので、そのリスト記事です。