終身雇用が維持されていたときは脳に優しい時代でした。
会社の仕事のことだけを考えていれば老後も死ぬまで安泰というのは、夢のような生活だったとも言えるでしょう。
しかし終身雇用が崩壊することが見えた今、対処する必要があるならば攻めの姿勢でFIRE(早期退職)するという選択肢が注目されています。
終身雇用は幻覚だった、FIREへの追い風
- 良い大学に入り
- 良い会社に就職し
- 定年まで同じ会社に勤め
- 年金で老後を過ごす
昭和はこれが当たり前として成り立っている時代でした。
会社の仕事のことだけを考えていれば死ぬまで安泰だなんて夢のような話です。
そしれこれは一時の夢であったということが大企業の社長さんの口から公にされたわけです。

一体いつから ーーーーーーーー
終身雇用が終わらないと 錯覚していた?

・・・・・・なん・・・・・・だと
しかし考えると昔の常識には不自然な点がありました。
定年後、働いていないのに何故お金がもらえるのか。
年金がそういう仕組みで作られたからと言えばそうなのですが、自力で貯めたわけでも無いお金が老後それ以上になって返ってくるということは、誰かが割を食うということですよね。
その割を食うのが、少子高齢化の進む今の現役世代だったということです。
やるせない気持ちになりますね。
しかし日本に住み続ける前提では、きっとこれは条件として飲むしかないのでしょう。
自力ではどうにもならないことを恨めしく思っていても何も変わらないため、老後資金を自力で貯める努力を1日でも早く始める必要があると考えています。
管理人はFIREを目指していますが、早期退職をしないでサラリーマンを続ける人も手取り金額の一部を老後に残さないといけなくなっている分けです。
それならば早く資金をためて、早期に退職した方が得ではないかと管理人は考えています。

ある意味これはFIREへの追い風なのかもしれません
ちなみにサラリーマンではなく、個人事業主や法人を持って死ぬまで稼ぐことが可能であれば、稼いだお金を全て使い尽くし続けるという人生も送れるのだろうと思います。
サラリーマンしかしたことのない管理人には想像のつかない世界のため、経済的自由を手に入れることを最優先にしています。
FIRE後の余剰資金は、残し続けても墓場には持っていけないため使えば良いと思います。
終身雇用崩壊を認識して早期退職への一歩
人間は知的好奇心が強い生物です。
しかし脳を働かせることを本能が避ける傾向にもあります。
人間は結構なエネルギーを脳が消費しています。
生存本能からすると脳をなるべく使いたくないとなります。
脳を働かせて考えておかないと将来大変な目にあると思っていても、いま脳を使うことを避けようとするのです。
新たな判断に脳を使わないで済むように、現状維持バイアスが強く働きます。
昭和のサラリーマンはそれに最適な生き方になっていました。
会社の仕事のこと以外は考えなくても死ぬまで困らない、これは脳にとってのパラダイスだったと思います。
今後もこの制度が維持されるのであれば、管理人も心を無にしてサラリーマンを続ける生き方を好んで選択したかもしれません。
しかし終身雇用は維持できない、老後の資金も自力でなんとかせよと企業も国も言っているわけです。
脳に喝を入れる必要があるのであれば、サラリーマンを早期退職できるくらいまで強烈な喝を入れたいと管理人は考えています。
まとめ:終身雇用崩壊後の世界を生きるために
この先崩れる制度を見つめて昔は良かったと言っているだけでは、沈みゆくタイタニック号で歌を歌っているようなものでしょう。
サラリーマンを定年まで続けるとしても、老後資金を貯めるために現状維持バイアスを突破しないと生きていけない世界がすぐそこまで迫っています。
そうであるならば、早期に退職をするFIREという選択肢も身近になるものと思います。


