FIRE早期退職したあとは株式のリターンが主な収入源になります。
FIRE後に世界がどうなると生活が危うくなるかを考えておくのが妥当でしょう。
ジム・ロジャーズの「危機の時代」を読んで感じた未来像と、どう備えるかを記事にしました。
「危機の時代」を読んで
日本好きのアメリカのおじいさんが自由にインタビューに答えた物をそのまま書き起こしたように感じる本でした。
中身の統一感はありません。
しかし要所要所ためになることもありました。
読んで得た内容と、日ごろ感じていることを織り交ぜて記事化しました。
日本の「失った30年」はゾンビ会社のせい
日本はバブル崩壊後、ダメになった会社を国が資金援助した。
失敗した人を支えてそのまま放置してしまった。
失敗から学んでいない。
日本はゾンビ会社だらけになってしまった。
会社の新陳代謝が生まれていない。
こうして失われた30年が過ぎてしまった。
今のインドもゾンビ会社が増えているらしい。
そのためインドの成長には期待していないと、ジム・ロジャースは語っている。
昭和の時代はサラリーマンは安定と言われていたが、それは国の成長を代償に最近まで維持されてきたものかもしれない。
終身雇用は崩壊し、格差は広がっている。
全国民が衰退するよりも弱肉強食で国が成長する方が良いのか。
話が大きすぎて一個人では判断がつかない。
少なくともこれからの日本で生き残るためには、ゾンビ会社と決裂して自活できる能力が必要になる可能性が高い。
借金大国アメリカ
アメリカは世界一の消費大国である。
しかしアメリカ国民は消費した金額より多くの借金を重ねている。
アメリカ国はドルを刷り続け、コロナでその量はさらに増大している。
お金を沢山刷ればみな幸せになれるのか?
誰かが働いて物やサービスを提供しないといけない。
働いた分より多くのものを得られる社会はバランスがおかしい。
一度バランスが崩れれば、サブプライム問題のようなことが起こるかもしれない。
では株や債券が危ないということだろうか?
アメリカも日本も借金を増やしているので、現金の価値が維持できるかも不明瞭だ。
結局どの資産が安全なのかの答えを素人が知ろうとしてもほぼ意味がない。
安心しようとすれば甘い詐欺にひっかかる。
資産を分散して備えるくらいしかできることはない。
FIRE後に投資信託も現金も価値を失ったらどうするか?
そのときは世界の大半の人間の資産がリセットされている。
そこまで世界が崩れたら1から働きなおすしかないと諦めよう。
核戦争が起きたらどうしようと恐れて日々過ごすのは苦しいだけで実りがない。
この例えの場合、大金持ちなら核シェルターを作って備えるかもしれないが。
ちなみに危機の時代は、お金持ちと外国人が叩かれる。
バランスを崩した世界で裕福さを維持できていたら、それは隠した方が安全かもしれない。
まとめ:ゾンビだらけの日本企業と借金まみれのアメリカ国民
日本はゾンビ企業だらけ。
日本国が腐らないためにはゾンビ会社は新陳代謝され、格差は広がりそうです。
自活できる能力を身につけたいところです。
アメリカ国民は借金の度合いが酷いです。
虚構の成長はいづれ一旦崩れるのでしょう。
しかし長期で世界全体を見れば成長が期待できるので、長期と分散で危機に備えていきます。

