投資初心者は何から学び始めると良いか【投資の大原則】

投資

投資歴3年弱で投資に関する本を20冊以上読んでいますが「投資の大原則」は最初に読みたかったと思える内容がまとまった良書でした。

投資を始める段階で管理人は何を考えていたかを振り返りつつ、「投資の大原則」に書かれている事項をピックアップして記事にしました。

投資のプロやインフルエンサーの喧伝する新しい投資商品に目がいきがちですが、投資の歴史を学び株式・債権のインデックスファンドといった信頼と実績のある投資をしていくことが、我々一般投資家の最適解であると考えています。

「投資の大原則」は図書館にもありますし、これから投資の勉強を始められる方は読んでみると良いと思います。

 

「投資の大原則」の概要

本書は「ウォール街のランダム・ウォーカー」の著者と「敗者のゲーム」の著者の共著です。

ウォール街のランダム・ウォーカーは読んでおり、株式市場の歴史が詳しく分析されており大変名著だと感じました。

しかし投資初学者には内容が難しく、またページ数も多いため読み辛いという面もあります。

その点「投資の大原則」は分かりやすい内容がコンパクトにまとまっており、初めて投資を学ぶには最適な書籍であると思います。

 

投資知識のある方はウォール街のランダム・ウォーカーを読んだ方が参考になることが多いかもしれません。

↓ウォール街のランダム・ウォーカーを読んで書いた記事です

 

本書に書かれている9つの原則に関しては「KISSポートフォリオの実践 ドルコスト平均法でインデックスファンド積立」で別記事にしていますので、本記事ではそれ以外の内容について書いていきます。

 

投資を始めるにあたり最初に考えるべきこと

投資の第一歩は以下を考えることだと書かれていました。

お金はいつ必要となるか、どのくらいの投資リスクなら我慢できるか、といった質問に、自身で答えることから始まる。

投資を始めるときはどの銘柄を買うのが得なのかといったことに意識がいきがちです。

しかし自身がお金をいくら必要としていて、リスクにどれだけ精神的に耐えられるかを自身で把握しなければスタートできないというのは、非常に重要なことだと考えています。

 

管理人もFIREを目指すにあたり、いくら必要であるかを最初に算出しています。

年間生活費を算出して、その25倍の投資資産が必要としています。

詳しくは「FIREとは?経済的自由を手に入れて嫌な仕事を辞める生き方」の記事をご参照ください。

 

どのくらいの投資リスクなら我慢できるかも初期に検討しています。

総資産のうち、4割は現金で保持し、6割は投資に回してもリスクに耐えられるだろうと想定しています。

詳細は「保有資産の心地よいアセットアロケーションを探る②」の記事参照

 

昔ながらの投資の原則は通用しないのか?

一部のプロは「昔のルールはもはや通用しない」と主張する。

「今や長期的に低利回りしか期待できず、相場変動の激しい不安定な時代となった。だから株を買って長期に所有し続ける時代は終わり、目の前のチャンスを機敏に活かせ」と。

著者たちはこうした主張に眉をひそめています。

変化の激しい現代では昔ながらやり方に固執していると時代に取り残されてしまうこともあります。

しかしそれは昔ながらの方法が現状と合わなくなっている場合の話です。

何でもかんでも新しい物が素晴らしいということではありません。

 

株式投資は短期間での価格の変動が激しくなっていますが、短期の価格は誰も予想することなど叶わず20年以上の長期で見ると世界の株価全体は上昇しているという傾向は昔から変わっていません。

新しい金融商品は複雑な計算を用いて中身を分かりにくくしたり、流行りのキーワードを使って大衆の注目を集めたりと、どうにも胡散臭いので注意が必要です。

 

◆ウォーレン・バフェットですら分からない物には投資をしない

投資の神様ウォーレン・バフェット氏はITバブルの頃、ハイテク株を買いませんでした。

価格を上げ続けているハイテク株を何故買わないのか問われ、バフェット氏が良く分からないものは買わないと答えたことで、一時期過去の偉人扱いとなりました。

その後ITバブルははじけて、バフェット氏は巻き込まれずに済みました。

 

株価上昇の要因となる企業成長の理由が分かれば理想的ですが、投資の神様ですら分からないことがあるのに我々一般人に分かることはごく少数です。

個別企業・個別業種・個別国によく分からない理由で集中投資をするのは避け、広く分散するのが一般投資家の再現性の高い勝ちパターンであると考えています。

 

お金を運用するための3つの重要な問題

お金を運用するためには以下の重要な問題があります。

  1. 資産配分
  2. マーケット・タイミング
  3. 銘柄選択

 

1.資産配分

資産配分とは株式・債権・現金等の資産の配分比率のことでアセットアロケーションとも言います。

資産の増加に対して最も重要な要素であると書かれていました。

↓管理人の目標としている資産配分(アセットアロケーション)はこちら

 

2.マーケット・タイミング

マーケット・タイミングとは、短期的に特定の資産を売買するタイミングのことです。

売買の回数が増えるほど売買手数料で資産を減らしてしまうため、定期購入の設定をしたら極力売買をしない方が得と書かれていました。

 

1999年の第1四半期、株価が最高値の時に株式投資信託に史上最高値の資金が流入し、市場が最悪の時期、2002年の第3四半期に多額の資金が流出していました。

多くの人は最安値で買って最高値で売り抜けたいと希望をいだいてタイミングをはかっているにもかかわらず、結果逆のことを実際には行ってしまっています。

株式投資のプロなら分かりませんが、我々のような一般人はタイミングなどはなから気にしない方が無難です。

 

ただし、資産配分(アセットアロケーション)が大きく崩れてきた際には、年に一度程度価格の上がった資産を売り、価格の下がった資産を買うという調整のための売買は必要です。

 

3.銘柄選択

銘柄選択とは、株式や債券の具体的な銘柄を組み入れることでポートフォリオとも呼びます。

どの企業やどの業種がこの先伸びるかというのは、バフェット氏レベルの研究努力をする気でもなければ、分かるものではありません。

 

株式投資で短期に儲けようという邪念は捨て、広く分散されたインデックスファンドを買うことで、世界全体の成長にかけることが推奨されています。

 

十分に分散するの意味するところ

株式のインデックスとしてS&P500が人気ですが、本書ではお勧めされていませんでした。

S&P500はアメリカの大企業を多く含むとはいえ、アメリカで取引される株全体の70%であり、残り30%の今後成長する可能性のある企業を取りこぼすのがよろしくないとのことです。

 

またアメリカ1国を投資対象にするのもお勧めされていませんでした。

アメリカの書籍でこう書かれているのは意外な感じでした。

アメリカ株が全世界の株式市場を占める割合が大きいですが、それでも40%のため残りの60%を取りこぼすことを気にされていました。

 

個別企業や個別業種に集中するのは良くないですが、国の7割を超えるようなインデックスであれば大差ないでしょうし、あとは個々人の好みで選べば良いだろうと管理人は考えています。

そもそもインデックスは何かの基準で企業を選定をしているため、程度の問題となります。

管理人
管理人

管理人は、アメリカ1国にかけるのは気が引けるけれど、発展途上国は株式市場のルールを変えかねないという懸念を持っており、先進国のインデックス(MSCIコクサイ)を買っています。

好みの問題なのでS&P500でもVTでもVTIでも何でも良いと思っています。

 

間違った時期に一括投資する悲劇

マーケット・タイミングは計らないと書きましたが、まとまったお金があり投資に回す場合にどうするのが良いでしょうか。

20年以上の長期で株式を所有することを前提に投資を始めるならば、理屈上は今が一番価格の安いタイミングであり、投資する全額を今すぐ買うということになりそうです。

しかし理屈に精神が絶えられるかどうかは全くの別問題です。

 

2000年代の始めに株式に全財産をつぎ込んでいたら、その後10年間はマイナスのリターンとなっていました。

1929年のバブルのピークに全てをつぎ込んでいたら、その後20年以上立ち直れませんでした。

 

10年以上株式がマイナスをつけ続けているのに、保持し続けるのはかなりの精神力を求められると想像されます。

株式投資歴が20年以上ならば過去の実体験から乗り越えられるのかもしれませんが、少なくとも投資初心者にはかなりのハードルです。

 

株価暴落前のピークの金額が長く続くことはないため、1年以上に買うタイミングを分散させれば購入金額をある程度平準化でき、仮に暴落しても耐える期間が10年以上という長期になることは避けられます。

理屈上最適なリターンを求めるより、株価のマイナスに耐えられず株式市場から退場してしまうという最悪のケースを避ける方が無難と考えています。

管理人
管理人

管理人の場合は貯金でFIREに必要な金額の大半を貯めていたため、2年以上に渡りドルコスト平均法でインデックスファンドを購入していく計画を進行中です。

一括購入直後に株価暴落して10年以上マイナスが続くようだったらFIREが遠のきますし。

 

まとめ:投資初心者は何から学び始めると良いか

「投資の大原則」の内容をベースに管理人の投資経験も振り返り加味して、資初心者は何から学び始めると良いかをみてきました。

冒頭に書いたように、自身がお金をいくら必要としていて、リスクにどれだけ精神的に耐えられるかを考えるのが第一歩と思います。

投資の(自称)プロやインフルエンサーの喧伝する新しい投資商品に目がいきがちですが、投資の歴史を学び株式・債権のインデックスファンドといった信頼と実績のある投資をしていくことが、我々一般投資家の最適解であると考えています。

 

↓本書に書かれている9つの原則に関しての記事です

↓労働より資産の方が多くお金を産み出すというr>gに関しての記事です

↓投資資産の選定理由の記事です

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