FIRE後の自由な時間で何かしなくちゃという発想が自由ではない?【自作の小屋で暮らそう】

支出最適化

支出の多くを家に関わるお金が占めていますが、家賃0円・固定資産税0円というはどんなものかと「自作の小屋で暮らそう」を読んだ内容をまとめました。

結論、家は普通のところに住みたいと思ったものの、冷蔵庫は本当に必要なのかや電気を沢山必要とする生活で喜びを得ているのだろうかと、ミニマリストに進む示唆を得られました。

またFIRE早期退職で目指している「自由」って何なんだろうと改めて考える契機となっています。

 

月2万円の生活

「自作の小屋で暮らそう」の著者は山のふもとの土地を買い、自分で小屋を建てて生活しています。

前に本ブログで紹介してきた、年間90万円で東京暮らしと0円で暮らすとの間の生活レベルになります。

0円で暮らすのは給料を得るための仕事はしないが、人間関係が返ってきつそうだと思いました。

年間90万円で東京暮らしは格安のワンルームアパートに住み、生きていくギリギリのレベルまで支出を絞り切っている印象を受けていました。

しかし今回の本は、家というインフラの概念を取り払い、さらなる支出の削減を成していました。

月額約2万円の支出内訳は以下となっていました。

  • 食費: 1万円
  • インターネット代: 5000円
  • 携帯代: 1000円
  • 銭湯: 230円×4.5回=1000円
  • 国民年金: 0円
  • 国民健康保険: 1,800円(7割免除後の金額)
  • 所得税: 0円
  • 住民税: 0円
  • 固定資産税: 0円
  • その他(カセットガス、灯油、雑費など): 1700円くらい

家(小屋)を自分で建て固定資産の条件(後述)を外すことで、家賃も固定資産税も0円というのが支出削減に凄く効いています。

年収98万円以下だと健康保険・年金・税金の月額は上記の金額になるそうです(平成28年時点)。

 

電気代がかかっていないのは自作のソーラーパネルで発電で来た分だけの電気を使っているからだそうです。

電灯、パソコン、スマホは普通に使えています。文明の利器を破棄しているわけではないです。

自宅のお風呂がないのは、管理人ではおそらく耐えられないですね。

FIRE後の税金、年金、健康保険も同じ額になるかも

納税は国民の義務でありサラリーマンは年収の2割近くを持っていかれているわけですが、収入がここまで少ないと合法的にほぼ0円となるみたいです。

管理人
管理人

ちなみに、健康保険は減免を含めた額をお役所が勝手に計算してくれるけれど、年金の減免は自分で申請する必要があるそうです。

FIREして投資信託のリターンのみで暮らすようになると収入は0円になるため、税金などはこの場合と同じになるかもしれません。

条件は追って調べてみる予定です。

 

収入を得ても沢山税金を取られるので、じゃあもう労働収入いらないと舵を切ることもできそうです。

生活保護を受けている分けでも、他人の土地に住み着いているわけでも無く、人様に迷惑はかけずに生きているので、これもアリかもしれないと思えます。

配偶者や子供がいたら選べない選択肢にはなるのでしょうけれど。

自由とは何か

自由は何かのための道具ではなく、おそらく誰もが知っている単純な欲求である。
誰が決めたか知らないが理不尽にハードルの高い、普通の人として存在するための思考様式の最低条件から解放されて、足枷無く物事を考えたい、精神的に身軽でいたいという気持ちである。

著者のこの思想にはシビレるものがありました。

FIREして自由な時間ができて暇になったらどうしようと、自由に憧れをいただきながら半面自由を恐れてもいる分けですが、自由な時間に何をすべきか考えることが既に自由ではないとツッコミを入れてもらった感覚です。

現代社会に追われて心が疲弊しているので、「何もしないをする」くらいのユルイ思考になれたらいいなと思います。

冷蔵庫の無い暮らし

生活必需品に思える冷蔵庫が無くても著者は暮らせていたということでした。

  • 米、乾麺
  • 味噌、醤油
  • キノコ
  • 根菜はそこそこ保つ
  • 卵も常温で大丈夫

結構な食材が冷蔵庫無しで保存できているようです。

卵が常温で保存できるというのが意外でした。

もちろん常温では日持ちしない食材もあります。

  • 肉、魚といった生もの
  • 葉物の野菜

また冷蔵庫がなければ当然冷たい飲み物も用意できません。

著者は必要な時だけ冷蔵庫の電源を自家発電から繋いでONにしているとのことでした。

 

管理人が冷蔵庫の無い暮らしをしたいかといえばNOです。

ただ冷蔵庫は邪魔だし、買うのも捨てるのもお金がかかることを考えると、ホテルにあるような小さい冷蔵庫でもあれば十分なようにも思えました。

冷蔵庫に体積があるからと余計な物まで突っ込んでしまっていたかもしれないです。

不動産にされない条件

著者は買った土地に自力で小屋を建てて暮らしていますが、不動産だと認知されてしまうと固定資産税がかかるようになってしまいます。

建物にしないポイントは下記だそうです。

  • 基礎を固定しない
  • ライフラインを固定しない
  • 建築面積を10平米未満にする

さすがに自分で小屋を建てて住もうとは思えませんでしたが、不動産になるかどうかなんて考えたこともなかったため面白い内容でした。

まとめ:自由な時間で何かしなくちゃという発想は自由じゃない

「自作の小屋で暮らそう」を読んで家にお金のかからない生活というものを見てみました。

家賃がかからず月2万円で生きていけるという事例は大変興味深かったですが、管理人はさすがに家は普通のところに住みたいと思いました。

しかし冷蔵庫は本当に必要なのかや電気を沢山必要とする生活で喜びを得ているのだろうかと、ミニマリストに進む示唆を得られたと感じています。

 

自由な時間にも何かしらを成さなくてはならないという固定概念の呪縛から解き放たれたとき、FIREを目指すきっかけとなっている健康な生活をおくれるのかもしれません。

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