初めに読むべき健康本~前編:炎症対策【最高の体調】

健康

FIRE(経済的自由を手に入れ、嫌な仕事を早く辞める)を目指していますが、このまま働いていると体調がマズそうという危機意識が芽生えたためです。

健康について学ぶためにいろいろと本を漁っています。

 

投資に関しては複数の本を読む中で「投資の大原則」を最初に読んでいれば思考の基準ができて理解が早かったのにと振り返っています。

健康に関しても、今回ご紹介する「最高の体調」は最初に読むべき本だったと感じています。

気になるトピックが網羅されているので、読みやすくて基準も定まります。

 

大きいトピックとして炎症と不安があるのですが、本記事では「炎症対策」に関してご紹介します。

 

【本書から得たFIREへの教訓】

  • 健康のためには、旧石器時代の生活に近付ける
  • 5人くらいの友人と植物を大事にしよう

 

 

↓後編の記事はこちらです。

旧石器時代の生活を基準とする

肥満やガン、うつ等の現代病の原因の1つは炎症です。

現代人の大半は慢性炎症に悩んでいるのですが、旧石器時代と同じような狩猟と採集で暮らしている部族は炎症が極めて少ないです。

 

それは人間の体や脳が旧石器時代からほとんど変わっておらず、現代の変わり過ぎた環境への拒否反応として炎症が起こっていると考えられます。

そこで旧石器時代と比べて

  • 増えすぎたもの
  • 減り過ぎたもの
  • 新たに生み出されたもの

に着目して、旧石器時代の生活に寄せていくほど健康を取り戻せます。

管理人
管理人

新しい健康情報が出てきたときに、正しさを判断する基準になると考えています。

「この錠剤だけ飲んでれば健康」みたいな話は人体の方が仕組み的についていけなそう(効果は眉唾)と思います。

 

炎症対策として、食事・運動・ストレスについてそれぞれ見ていきます。

 

食事

腸内の善玉菌が減り悪玉菌が増えると、炎症を引き起こします。

腸内環境を整えるような食事が重要になります。

 

悪い食事

トランス脂肪酸は、悪玉コレステロールを激増させるため腸に悪いです。

植物油に水素を付加した人工油がトランス脂肪酸です。

旧石器時代になかった人口化合物は肝臓が処理しきれないため、悪さをします。

加工がしやすかったり長期保存が効くため企業は多用していますが、人体にとってはよもや毒です。

人口化合物は百害あって一利なしです。

 

↓他にも精製された炭水化物や赤い肉も健康に悪いということを以下の記事で書いています。

 

良い食事

食物繊維の摂取量が石器時代に比べて現代人は大幅に減っています。

食物繊維は腸内の善玉菌の栄養源となるため大事です。

精製された米や小麦粉は食物繊維やミネラルを削いでしまっているため、炭水化物は玄米などの精製されていないものを取るのが良いです。

 

管理人は食生活を徐々に変えていっており今は、玄米か蕎麦を食べるようにしています。

管理人
管理人

これまで1日3食、白米やパンを食べる生活をしていたため、生まれて初めて腸の調子が良くなった感じがします。

一時期、精製されていない小麦である全粒粉のシリアルを食べていました。
含まれているグルテンが病気の元になっていると書かれた本を読んで、食べるのを辞めました。

 

食物繊維を多く食べる人はそうでない人と比べて以下の効果があったそうです。

  • 早期死亡率が23%低下
  • 癌の発症率が17%低下
  • 炎症系の病気発症率が43%低下

 

発酵食品も腸内の善玉菌を増やすため良い食べ物です。

納豆やキムチ、ヨーグルトなどどれも良いのですが、多様な善玉菌を構成できるように偏りなく食べた方が効果があるとのことでした。

 

↓炎症の原因となる腸の不調については以下の記事で詳しく書いています。

 

運動

体力維持のための運動は「最大体力の70%以上の運動を週に60分以上」と書籍「ウォーキングの科学」には書かれていました。

 

本書では「1回45分の少しキツイ(軽く息が上がるくらい)運動を週に2回」行うと健康に良いと書かれていました。

全くキツクない運動では効果がないというのは共通です。

1週間以内に運動すれば、毎日少しづつやっても、数日に集中して長時間やっても良いようです。

週に60分か90分かは目安なので、長い方に合わせておけば良いかと思います。

管理人
管理人

管理人は「ウォーキングの科学」に書かれていたインターバル速歩を毎日行っており、週に105分の少しキツイを取り入れています。

 

ストレス

情報断食

人間の脳のリソースは、5人程度としか親密な人間関係を築けないということが分かってきたそうです。

旧石器時代に生きているうちに関わる人間は全員顔見知りの状態で、親密なのは家族や狩猟グループの仲間くらいであり、そこから人間の脳はほぼ変わっていません。

 

現代のように職場やお得意先で見知らぬ人と大量に出会うというだけで脳はストレスを感じるのが自然な反応です。

またインターネットやSNSの発展により、世界中の人と24時間常時繋がれるという環境が出来上がりました。

便利な面はありますが、ストレスの面から考えるとかなり危険な状態です。

SNS、チャット、メールなどのコミュニケーションの頻度と量を制限しないと脳がストレスでやられます。

 

↓情報断食の詳細は以下の記事に書いています。

 

人間関係

SNS等で24時間人と繋がっているのは旧石器時代と比べて多すぎる事象ですが、親密な人間関係に関しては少なすぎるという問題があります。

孤独だった人に友達ができた場合、寿命が15年延びる傾向が見られたという研究結果があります。

 

管理人はFIREを目指し始めた当初、煩わしい人間関係を切り捨ててしまうかと考えていましたが、いろいろと本を読むうちにそれだと幸福感は得られないし健康も損なうらしいと分かってきました。

「嫌われる勇気」では幸福になるためには「信頼できる仲間」とそこへの自身が感じる「貢献感」が必要であると書かれていました。

実感はまだ薄いですが、きっとそうなのでしょう。

↓「嫌われる勇気」を読んで書いた記事です。

 

書籍「新訳 孤独」では孤独になれる時間の確保が大事だ書かれていましたが、友達がいないような状態は「孤立」として区別されていました。

情報断食のように24時間誰かと繋がっている状態からは離れて一人で考え事のできる時間を確保すべきですが、信頼できる人が居ない状態は健康を害するということのようです。

↓「新訳 孤独」を参考に書いた孤独のススメの記事です。

 

仲良くなる重要な要素を研究した結果は、一緒に過ごした時間だったそうです。

どんなことをしたかではなく、時間であるというのは興味深いところです。

 

管理人
管理人

信頼できる友人はすぐにはできないということですね。

今の友人は大事にしたいものです。

 

 

植物

ストレスを減らすには植物が効くそうです。

言われてみるとそりゃそうかという感じはしますが、管理人の普段の生活は自然と全くかかわりのないものでした。

 

月に1度山にキャンプに行くとかなり効果があるようですが、そこまでしなくても効果は得られます。

近くの公園で30分程度過ごすだけでもストレスは減ります。

また自然の中にいる多様な細菌を取り込めて、腸内環境の改善にも役立ちます。

管理人
管理人

散歩(インターバル速歩)で公園を通るようにしようと思います。

観葉植物を家に置くだけでもストレス軽減に役立つそうです。

物は必要最小限にしたい派ですが、健康のために置く植物は必要なものではないかと。

管理人
管理人

ポトスは手間がかからないようなので、試しに買ってみようと思います。

 

まとめ:初めに読むべき健康本~前編:炎症対策

健康本でまず最初に読んだ方が良いだろうと思った「最高の体調」から炎症対策について見てきました。

  • 食事は、トランス脂肪酸を避け、食物繊維と発酵食品の摂取を(旧石器時代の生活レベルまで)増やす
  • 運動は、少しキツイ(軽く息が上がるくらい)運動を週に90分する
  • ストレス解消には、情報断食をして信頼できる友人5人くらいと密に関わり植物との接点を増やす

どれも実行困難な内容ではないと思います。

管理人はすでに取り組んでいるものもありますが、本当に健康に効くか試していきます。

【本書から得たFIREへの教訓】

  • 健康のためには、旧石器時代の生活に近付ける
  • 5人くらいの友人と植物を大事にしよう

 

↓後編の記事です。

↓健康な食事については「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」を最初に読むと判断基準ができると思います。

↓腸の不調による炎症の詳細記事です。

↓運動に関しての詳細記事です。

 

↓「嫌われる勇気」に書かれたことを実践する難しさはありますが、人生訓として役立ちました。

↓投資に関して最初に読むと理解の捗る「投資の大原則」を元にした記事です。

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