いつか来る株価暴落局面への心の準備にシミュレーションしておく

投資

FIRE早期退職を目指してドルコスト平均法で投資額を積み増していっていますが、いつか来る株価暴落局面ではショックを受けてしまいそうに思います。

どれくらい資産が減少するのか予めシミュレーションすることで、未来の精神ダメージの軽減に活かします。

現状の株価をどう捉えるか

コロナ禍が収束したわけでも実経済が回復したわけでも無いのに、企業価値を現すはずの株価が上がり過ぎと感じられます。
株価暴落がいつ訪れるのかは神のみぞ知るといったところですが、管理人がFIRE達成を目指している2023年4月までの間に暴落が起こると覚悟しておくのが現実的だと考えています。

最近の株価高騰の影響で『瞬間風速的にFIRE状態~バブルに夢みないよう戒める』の記事にしたような資産増加状況にあります。
ここは浮かれず暴落に備えて精神を整える場面かと思います。

もし現金と株式のポートフォリオが完成していたら

管理人は現金と株式の資産比率を4対6にしたいと考えています。
今もし株式(インデックス投資信託)を買い増し完成している状況だったら、株価の高騰により4:6の比率が崩れるため、株式を売って現金を増やすフェーズにあると考えています。

ただ実際には資産の大半が現金のため、FIREをするためには株式を買い増しいかざるを得ません
株価が安かったり、凪の状況で買い増しをできれば良いのですが、株価の動きの予想はやはり神のみぞ知るといったところでしょう。

投資の凡人にできるのは、毎月定額で積み増していくドルコスト平均法を、時期を読まずにすぐ始めることであると考えています。

いずれ来る暴落での自身の資産へのダメージをシミュレーション

ドルコスト平均法を実施するということは、株価が上がろうが下がろうがひたすら定額で買い増していける精神の安定が必要になります。

株価は最悪半値程度まで下がりますし、そこから回復するまで5年くらいかかることは覚悟をしているつもりです。
ただ遭遇してみないことには自身のメンタルへのダメージが想像できないこともあり、今のうちに自身の資産に最悪どの程度のダメージがでるかシミュレーションしておくことにしました。

未来の自分へ向けた応援メッセージ的な記事となります。

簡易なシミュレーション前提

あまり細かい計算をしても意味が薄いので、ザックリ以下の過程のもと計算をしました。

  • 今の株価が維持されて、ある日突然半値になる
  • 半値になったあとは5年間株価がそのまま変わらない

かなり雑な前提ですが、現実にはこれより酷い状況にはならないと想定しているため、最悪のシナリオということで。
もしこれより悪い状況になったら資本主義の終焉を疑った方がよいため、株式投資でFIREできるという根本的な前提から見直さないと生き残れなくなります。(そうならないことを願います)

『[2021年3月版] FIRE達成度の月次確認~目標期限まであと25ヶ月』の記事での資産状況をスタート地点としています。

2022年1月に暴落した場合

2021年1月に株価が半値に暴落すると仮定した資産推移のシミュレーション結果は以下のグラフとなりました。

あたりまえですが、総資産額も減っています。
そこからめげずに定額でインデックス投資信託を買い増していくと、2023年4月のFIREは無理ですが11月には最低ラインの投資額に到達します。

サラリーマンを辞めるのが半年強延びるだけと捉えると、資産減少のショックは和らぎそうです。

今の生活は支出を限りなく削った仙人のような状態なので、この想定での2023年11月にサラリーマンを辞めると、遊ぶお金が欲しいときは何かしら働くことになります。
「ゆとり生活FIRE」の金額まで資産を積み増そうとすると大分遠のいています。

金銭的余裕と自由とが、自身にとってどのような優先度になるかは、これからもよくよく見つめなおしていくつもりです。

このシミュレーションは2021年12月まで株価が全く上がらないのに、2022年1月に唐突に半値に下がる前提で計算しています。
現実的には暴落をするということはその前までは株価が高騰しているはずのため、暴落後の資産がここまで減ることは考えにくいです。

2023年1月に暴落した場合

上記パターンの1年後に暴落すると仮定した資産推移のシミュレーション結果は以下のグラフとなりました。

当たり前ですが投資額が増えてから半減される方がダメージが大きいですね。
2年間株価が上がらないのに半値に暴落する前提なので、こんな目にあったら株式市場を退場したくなってしまうかもしれません。

長期だと5~7%の増加があると信じて定額積み立てを続けると、2024年の5月にFIRE可能な最低ラインに到達します。
サラリーマンを辞めるのが1年強延びるだけと捉えると、資産減少のショックは和らぐ、、、かは分かりませんがそう割り切るしかありません。

2年間株価が変わらなかったのに唐突に半値になる前提のため、こんなことが本当におきるなら株価がすぐ元に戻る可能性が高いと考えられます。
もしこうなったら、減った株式投資の金額分を一気に買い増して、株価が戻ったときの利益を狙うように攻めの姿勢で挑む局面と想像します。

購入しているインデックスファンドの価格高騰予想

管理人の購入しているインデックスファンドの期待利回りと、コロナ禍での高騰による価格の差分予想を「FIREの4%ルールを日本で暮らす場合に当てはめ考察」の記事でしていますので、合わせてご参照ください。
https://www.mikakafire.com/4percentrule/

まとめ:いつか来る暴落局面への心の準備

株価の暴落が2022年1月に起こる場合と、2023年1月に起こる場合のシミュレーションをしてみました。
資産が減ればショックを受けるでしょうが、サラリーマンを辞めるのが半年~1年延びるだけと冷静に考えられれば、精神ダメージを軽減させられそうに思います。

FIREを目指すということは自由を重視し、一生のうちに使いきれないような額まで資産を増やし続けるゲームから降りるということだと認識しています。
管理人はまだそこまでのマインドに至れていませんが、これから2年かけて精神訓練もしていきたいと考えています。

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