読んだ本のご紹介、兼個人用の備忘録です。
今月はFIRE(早期退職)直前なので、サラリーマンを辞めた後に関するお金の話や人の心理を中心に読んでいました。合計12冊です。
金融
ほんとうの定年後
定年後の人々がどのような生活や思想でいるかを調べた本です。
『70代前半の就業者の2割はフリーランス』と載っており、サラリーマンだけで人生を終えない人も結構いるんだなと思いました。(そもそも就業者の割合がどれだけかは忘れました)
お金のためではなく人とのつながりのために定年後は働く人が増えるようで、「利害関係のない人たちと緩やかにつながる仕事」はストレス度がかなり低いようです。
管理人はFIREしましたが、こういう仕事に出会えたらやっても良いかもと思えます。
定年後ずっと困らないお金の話
本のタイトルに「定年後」とありますが、サラリーマンを辞めた後のお金に関する情報がいろいろ載っています。
FIRE(早期退職)でも状況はだいたい同じなので、今後に役立つ情報が得られました。
ネットで調べてもそこそこ情報は得られるのですが、書籍で体系化してまとまっているのは価値があると思います。
やってはいけない不動産投資
医者や高給取りといった頭のいい人たちも結構騙されているという話が載っています。
本業が忙しくて、不動産の利回りだけ気にして中身を業者に任せてしまい詐欺まがいのあの手この手でやられているようです。
リスクも苦労もないウマイ投資なんてないんだなということを改めて思いしらされました。
物価とは何か
『中央銀行の行う金融政策の98%はトークが担っている』と載っており、FRBの発言で株価が右往左往する現実はまさにそうだなと思いました。
中央銀行はインフレのコントロールをできてもデフレのコントロールには限界があるという内容も興味深く、経済のことをまだまだよく分かっていないので学び甲斐があるなといったところです。
世界のエリート投資家は何を見て動くのか
様々な投資手法があるので投資家毎に考え方も様々載っていますが、「大儲けを期待せず損失を出さないことが第一のポートフォリオ」という考えが管理人にはしっくりきました。
割安な資産が見当たらなければ買い急ぐ理由はないというスタンスを忘れないようにしていきたいところです。
サラリーマンのための起業の教科書
起業後の経費、確定申告、社会保険料、国民年金などお金関連の情報がまとめられた本です。
起業するかはさておき、抑えておいて損のない内容だと思いました。
世界の大富豪から学ぶ、お金を増やす思考法
著者が直接インタビューしたわけでもなく、他の本などに書かれていることを切り抜きしたみたいで付加価値を感じられない本でした。
健康
ヘルシーな加工食品はかなりヤバい
健康と食品に関する本は何冊か読んでいますが、この本は追加で読む価値があったと感じます。
日ごろ食べているものが生産効率重視で体に悪い物が多量という話と、これが健康ですという学説は食品会社が研究のスポンサーについていて、後に否定されるものがゴロゴロあるという話は軽く衝撃です。
仕事
SPRINT 最速仕事術
日本の大企業が段取りで縛りの多いなか方向転換が遅い働き方をするのとは、真逆の仕事の仕方と思える内容です。
ソフトウェア開発のアジャイルを仕事全般に適用した感じの仕事術です。
こういう働き方をしている人たちの中に混じるとどうなるんだろうという興味は湧きます。
社会
日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学
日本の会社も欧米の会社もトップを目指す椅子取りゲームをしているけれど、その参加比率が日本はやたら多いという内容が興味深かったです。
日本は同じ会社の社員はみな平等ですが、欧米だと同じ会社でも職種によって給与も待遇(トップに上る資格)がバラバラという違いがあるようです。
昇格なんて目指さないからユルユル働かせてくれというのが日本企業では選択できないので、経済成長の止まった日本での息苦しさを生んでいるように思われます。
ダイアローグ――対立から共生へ、議論から対話へ
平易な文体で書かれていましたが、内容を理解するのが今の管理人の力量では厳しかったです。
大事なことが書かれているような気配は感じました。
趣味
浦沢直樹 描いて描いて描きまくる
20世紀少年やYAWARAの著者の浦沢直樹の本です。
イラストも載っていますが、膨大なインタビューが主となっています。
週刊連載と月間連載と同時に行っていたことを知らなかったので、それであのクオリティの作品群を産み出していたことに驚愕しました。
またどのような思考でモノづくりをされているのかという話は面白いです。
他の本へのリンク
本を読んで書いた記事の一覧です。