読んだ本リスト12冊【2023年1月】 選択の科学,時間術大全,ブレイン・ルール etc

読書

読んだ本のご紹介、兼個人用の備忘録です。

人の特性・ビジネス・健康とジャンルを分類して、計12冊を載せています。

 

脳の仕組みから人はどのような特性を持っていて、また企業がそれをどう悪用しているかが気になり関連書籍を多めに読んだ月でした。

人の特性(脳の仕組み)

選択の科学

よく引用されるジャムの実験が載っている本です。

橘玲氏の本で概要が紹介されていたので分かった気になっていましたが、選択の科学を読んでみると今の社会は企業に選択の罠をしかけられているようだと気づきの多い本でした。

ビジネスで活用するためでも身を守るためでも読んでおいた方が良い1冊だと感じました。

 

また、身を守るためには「響力の武器」も読んでおいた方が良い1冊と思います。

時間術大全 人生が本当に変わる

なんたら大全という本は沢山あるので、それらを読んでるだけで時間がなくなるわと普段ならツッコミをいれたくなりますが、この本は読んだ価値がありました。

簡単に試せるワザが87載っているので、試してみて自分に合うものだけ採用していっても役立ちそうです。

60~90分で完了できるような目標(ハイライト)を毎日決めて実行していこうというのを、私は採用して継続しています。

習慣の力

パブロフの犬のような事例は人間にもあてはまり、歯磨き粉のミントの成分は虫歯予防には直接の効果はないが人間が爽快感を味わいたいがために歯磨きを習慣化させる効果があります。

意思の力では習慣化に至らないので、習慣化したい事(勉強や運動など)をするときの苦痛にどう対処するか事前に策を用意しておかないと失敗するということです。

自分が選択したと思えること(実際に選択しているかどうかは関係なく、本人の自覚)でないと、意思の力が異常に消耗されて継続できないという話は直観とあう内容でした。

ブレイン・ルール 健康な脳が最強の資産である

脳に適度な刺激を与えることが健康や幸福度に寄与するというのは他の本でもでてくるので、そうなのだろうと思います。

自分とは意見が異なり、議論できる相手を見つけるのが最善ということが本書には載っており、FIREで早期退職すると人との関りが減るので、まじめに考えないといけない事項だと認識しています。

競争的な交流には、認知面への恩恵は全くない(むしろマイナス)ということなので、嫌な仕事を続けることに比べれば、早期退職した方が健康と幸福度はプラスに転じるだろうとは想定しています。

 

脳に良いこととして他には、パターン化された運動(ダンスや太極拳とか)、読書、ノスタルジアに浸る等も載っていて興味深い本でした。

 

ザ・ダークパターン ユーザーの心や行動をあざむくデザイン

インターネットで買い物をするときに手数料が購入の最後になって出てくるのは、ユーザがそこまで操作してきたことを無駄にしたくないという心理から、納得しなくても購入してしまうという事象を悪用されています。

緊急性・希少性・社会的証明なども悪用されて、だいぶ酷い世の中になっています。

身を守るために知っておいた方が良い知識だと思います。

2度目ですが、「影響力の武器」もお勧めの本です。

インターネット・ゲーム依存症

著者の偏見がここまで酷い本を読んだことがないので、1周してあるいみ興味深いです。

しかし著者がゲームは悪者と言いたいがために情報を集めているので信憑性はさっぱりなく、依存症に関しての他の本を読むことをお勧めします。

 

依存症について知っておくには「スマホ脳」は良い本でした。

 

似たような内容の「デジタル・ミニマリスト」は記事を書いています↓

ビジネス

恐れのない組織

心理的安全性は個人の内向性・外向性とは無関係で、職場風土によるものだと書かれていたのが興味深かったです。

建設的なフィードバックをできる風土を構築できているかどうかが肝とのことです。

上記の「ブレイン・ルール」で『自分とは意見が異なり、議論できる相手を見つけるのが最善』と書かれていたのと共通していると思います。

 

「会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない。」を読んで感じた理想の組織と同じ印象を受けました。

孤独なボウリング

自由と平等はトレードオフで、現代は自由が尊重されて不平等は増しているという話です。

平等とコミュニティは相互に関係しているため、社会資本(社会的コミュニケーション)はどんどん減少していると。

ボウリング場に人が集うことは激減して、みな家でテレビを見ている(昔の本なので、今風にとらえると個人でインターネットみたりスマホいじったりしている)。

 

現代ってこういう世の中だよねというのを知るには良い本でした。

 

バビロンの大富豪

物語調なので読みやすいし分かりやすい本になっています。

ただ私の読書の仕方が気になった箇所だけをピックアップしているので、最初から最後までを通して読むこと前提の物語調が返ってマイナスに。

パラパラ読んで辞めてしまいましたが、気が向いたら後に再び読むかもしれません。

 

そのビジネス課題、最新の経済学で「すでに解決」しています

タイトルと本書の冒頭を読んだ時には期待感があったのですが、読み終わってみるとあまりひっかかる内容がありませんでした。

悪い内容ではないですが、お勧めするほどではないという感じです。

「企業規模と顧客生涯価値は逆U字の関係」という研究結果が紹介されていて、それは面白かったかも。

Google式10Xリモート仕事術

私はIT関連の仕事をしているので、こんな当たり前のことを本にされても新たな知識が全然増えないとガッカリでした。

ネット記事で凄い便利な使い方が書いてある的な宣伝がされていたので尚更。

健康

生物はなぜ死ぬのか

生物がどう老化していき、細胞がダメになっていくかを科学的に説明してあるのが興味深い本でした。

食べ過ぎると代謝が増え、活性酸素の発生も増えて癌になりやすいという話などは、なるほどと。

健康食品は一部の科学情報だけ採用してインチキ臭いものが多々ありそうなので、まじめに説明する気のある本などはちゃんと読んでおきたいところです。

 

健康関連の本を読んで書いた記事はこちら↓

他の本へのリンク

本を読んで書いた記事の一覧です。

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