読んだ本のご紹介、兼個人用の備忘録です。
最近読んだものからさかのぼって記事を作成しています。
今回は、FIRE目指し始めて23か月目時点で読んだ本たちです。
この月はビジネス(主に戦略)に興味が湧いていた時期で6冊読みました。
思想関連の本も3冊読んだのですが、こちらは私にとってはハズレでした。
ビジネス
DXの思考法 日本経済復活への最強戦略
解決策から考えてしまうと、既に組織がやっていることの延長線上の活動にしかならないと書かれています。
日本のガラケーは通信事業者規格に合わせて製品を作り込んだけれど、iPhoneは顧客の使い勝手を起点に上位階層にOSを提示したからイノベーションになったんだという話が興味深かったです。
THE TEAM 5つの法則
個を磨くのは大切だが、個と個が美しく繋がるチームを作る力を磨くべきではないかと書かれています。
チームのタイプとして、環境の度合いが小さいならば入口で厳選したメンバで長期固定した方が良いし、環境の度合いが大きいならば出口にこだわりパフォーマンスを発揮しなくなった人には去ってもらうのが良いとあり興味深かったです。
レスポンシブル・カンパニー
パタゴニアの創業者の本です。
チームの構成人数に関する話が記憶に残りました。
- 上下関係があまりない形でグループが協力して何かを成し遂げるには12人程度が最適
- 結束力のある地域社会とするには、人間の脳が処理できる人間関係から考えて150人が魔法の数字
↓パタゴニアは理念が魅力的な会社だと感じているのですが、それは同じ著者の「社員をサーフィンに行かせよう」の方が分かりやすいと思います。
ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則
危機が訪れても乗り越え生き残れている会社にはビジョンがあるという内容です。
そして重要なのはビジョンの中身よりも、会社のメンバがそのビジョンを深く信じていることだとあります。
ビジョンに共感できる環境でなら、FIRE後でも働いてみたいと思います。
↓サイボウスの社長さんの本を読んで、サイボウズはビジョナリー・カンパニーっぽい感じがします。
両利きの経営 ー「二兎を追う」戦略が未来を切り拓く
個人単位では、サラリーマンを継続して安定収入を得つつも、副業でいろいろな可能性を試てはどうかという話があります。
この本は、それを企業単位で実施するといった感じの内容でした。
縮訳版 戦争論
「戦術」は目の前で事態が差し迫ってくるので実行せざるを得ないが、「戦略」は時間の余裕があり自らの疑念、新しい発想に思いを至らせることができてしまうため実行するのが困難になるという論が興味深かったです。
思想
ハマトンの知的生活のすすめ エッセンシャル版
良いこと書いてあるのものの、1トピックずつの内容が薄く事例もないので物足りなさがありました。
具体的な本を思い出せないのですが、近年の他の本に書いてあった内容の方が充実していた感があります。
精神分析学入門
アニメや漫画で引用されることのあるフロイトに興味があり読んでみました。
SFの題材に使うなら面白いですが、私の興味には合わずでした。
↓ちなみに橘玲氏は「読まなくてもいい本の読書案内」の中で『夢は抑圧された無意識の表出などではなく、単なる意識現象。睡眠中に感覚が遮断された状態で見る幻覚。』としてフロイトは読まなくてもいい本に分類されています。
共同幻想論
私の興味には合わず、パラパラ読んで辞めてしまったため、感想がありません。
その他の本
本を読んで書いた記事の一覧です。