源泉徴収され放題のサラリーマンは悲しい【貧乏はお金持ち】

ビジネス

橘玲さんの「貧乏はお金持ち」を読んだので、FIRE早期退職を目指す者の視点から感想をまとめました。

過激な論調も多く見られましたが、何も考えずにサラリーマンをしていると国からお金を徴収され放題であるという危機感を覚えました。

著者の結論は他の本でもマイクロ法人を作れとなっており、それを実践するかはさておき、サラリーマンの不遇をまず知ることは重要だと感じました。

「貧乏はお金持ち」というタイトルの意味

「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」でお馴染みに橘玲さんの著書です。
タイトルに?となるところが面白いですね。

サラリーマンは税金を引かれた後の収入から支出をするけれど、個人事業主や法人は支出を引いた後の金額に税金がかかります。
税金のかかるタイミングが違うだけに思えるかもしれませんが、これが重要でて残りの金額がかなり変わります。

例えば100万円の収入があって50万円支出した場合は以下のような差が生まれます。

  • 100万円の収入ー税金20%=80万円 → 80万円ー支出50万円=残り30万円
  • 100万円の収入ー支出50万円=50万円 → 50万円ー税金20%=残り40万円

サラリーマンは手取り80万円あるが手残りは30万円、対して個人事業主や法人は手取りこそ50万円と少ないものの手残りは40万円となり実質的にはお金持ちです。

だから、貧乏はお金持ちってタイトルなんですね。

源泉徴収され放題、サラリーマンの不遇

全ての支出が先の計算対象になるわけではないですが、家や車などの私生活でも使い仕事の経費にもなるものをこの対象にできるため、個人事業主や法人はめちゃくちゃ有利になっています。

逆に言えば、サラリーマンは経費が自動計算され源泉徴収で強制没収されてしまうので、比較してめちゃくちゃ損していると言えます。

少なくとも税制の面から見ると、サラリーマンよりも個人事業主・法人の方が圧倒的に有利です。
このことを知ってしまいサラリーマンをしているのがバカらしく思えてきたことが、管理人がFIREを目指している理由の一部になっています。

ちなみに家賃を法人で払う話が下記ツイートの動画で紹介されています。
管理人はここまで挑戦するかは分かりませんが、少なくとも知っておいて損は無い内容と思いました。

 

源泉徴収の中身を知らないのはヤバイ

サラリーマンは確定申告を自分でしなくても会社がやっておいてくれるので、源泉徴収の中身を知らない方が多いと思います。
管理人もその一人でした。

額面から2割くらい引かれているのは認識していましたが、全部税金くらいに思っていました。

普通の給与のサラリーマンであれば税金(所得税・住民税)はさほど高くなく、厚生年金で結構な割合を徴収されています。
この著書の中では以下のように言われています。

厚生年金は掛け金の総額に対して受給額が大幅に下回るという逆ざやに落ち込んでいる。

これが本当かの裏付けは取れていませんが、信じるとすればお金をドブに捨てているようなものです。
しかも厚生年金の半額は会社が支払っているため、本来は会社から給与としてもらえていたはずのお金が天引きされてトブに流されていたようなものです。

年金や健康保険の足りない財源に充てられているそうなのですが、それをサラリーマンだけが負担する、しかもひっそり値上げもするという国の姿勢に憤りすら覚えます。

知識がなければ搾取されるのは必須なため、後に法人を起こすかはさておき、学んでいきたいと考えています。
読んだ本から得たものは自身の備忘を兼ねてブログに上げていく予定です。

まとめ:源泉徴収され放題のサラリーマンは悲しい

税制面で個人事業主・法人は優遇されていて、逆にサラリーマンは不遇であることをみました。
また源泉徴収で損する厚生年金に収入を流されていることも見ました。

著者の結論は、だから法人を作ろう、なのですがそれは追々考えていけば良いと思います。
少なくとも搾取されないようになるため、リテラシーを高めていくことが重要です。
管理人も頑張って学んでいきます。

 

 

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